2017年2月23日木曜日

西荻窪 朝ヨガ3月の日程が決まりました☆


こんにちは!

写真は、最近あった、ちょっとうれしいことです。
昨年11月終わりからヒヤシンスの球根の水栽培をはじめ、
年をまたいで1月はじめ、
それはそれは美しい花を咲かせてくれて
芳香とともに楽しみました。

その球根には、もともと小さなコブがあって、
水栽培をはじめる時に花瓶に入らなかったため、
ちょっと力を入れて、コブをポキンと取ってしまったのです。
そのコブになんだか申しわけないことをした気がして、
小さな花瓶を見つけたのを幸い、
それにずっと活けておいたのです。
そうしたら、ちゃんと根が伸びて、
しかも小さな芽らしきものまで顔をのぞかせるまでに。

もしかしたら、と思って、
最近、光の入るダイニングに移動させたら、
なんと小さな花を咲かせました!
親(というのかしら?)の球根から遅れること、1か月くらい。
でも、親の球根の花の一輪と同じ美しさと香りで、
心を和ませてくれています。

小さな小さな球根にも自然法則はちゃんと宿っている。
自然のパワーを感じて、勇気づけられています。
(球根と花瓶がどのくらい小さいか、大きさがわかるように
10ミリリットル入りのエッセンシャルオイルの瓶を並べてみました。)



ここ最近、どうも、いろいろな物ごとが
自分の思うような速度で進まず、
何も実りのない日々が続いているように感じて、
気分が沈みがちだったのですが、
この小さい花が
「今の自分のペースで歩いていいんだよ」
と教えてくれたようで、心が落ち着きました。

飽きて投げ出すようなことはせず、
くじけることもなく、
じっくり、たんたんと、
自分のペースで
できることを続け、
エネルギーを蓄えて、
時がきたら、
自分なりの美しい花を咲かすことができるんですよね。
自然の法則に従っていれば、必ずそうなるんですよね。



3月の西荻窪 朝ヨガの日程が決まりました!
3月といえば、もう春。
からだもこころものびやかになる季節、
ヨーガで、もっとのびのびーとしませんか。


☆西荻窪 日曜朝ヨガ
◎3月の日程(3月は1回のみです)
 3月12日(日)午前10時〜午前11時30分  

〈場所〉
東京都杉並区西荻南 1-18-11 JR西荻窪駅徒歩5分

〈料金〉
1回90分/2000円(税込)
*レッスン後のお茶つき

〈ご予約〉
下記を本文にお書き添えのうえ、メールをお送りください。
お名前 電話番号
お問い合わせ・お申し込み:makiki0225@gmail.com (梶野真紀)


*フィルターをご使用の場合、上記アドレスから返信を受け取れるように
設定をお願いいたします。

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2017年2月14日火曜日

『地球交響曲』〜地球がひとつの生命体だとしたら


先日、インドのシタール奏者の巨匠、
故ラヴィ・シャンカールが登場するDVDを観まして、
そのオマージュに、インド料理を食べてきました(笑)。

そこではじめて食べたのが、写真のナン。
「プランタ」といい、材料は大麦だそう。
「インドでは一般的なナン」と、
メニューには書いてありました。
日本でおなじみのふっくらしたナンとは違い、
ややもっちりしていて、歯ごたえがあり、
穀物の味と香りがしました。おいしかったです。
グルグル巻きのカタツムリみたいな形も印象的でした。

シャンカールさんが登場するDVDですが、

『地球交響曲(ガイア シンフォニー)第六番』
(龍村仁/監督 龍村仁事務所/配給)

です。

地球を、人類を含め、すべての生命
(海や山、植物、石なども)が集まってできている、
一つの生命体「ガイア」として捉え、
地球上のあらゆる命への理解を深めて、
共に健やかに生きていく方法を探究、実践している人たちを
取り上げたドキュメンタリーです。

今までに第一番から第八番までつくられていて、
1作品に5、6人ほどの人々が登場しています。
科学者から音楽家、冒険家、サーファー、
元宇宙飛行士、能面打ち……などなど、
実にさまざまな分野の方々です。
みなさん、それぞれのやり方で、
「ガイア」として生きていらっしゃる姿が
紹介されています。

このドキュメンタリーをはじめて観た時、
心揺さぶられました。
おおげさかもしれませんが、
天高く、宇宙まで飛んで、
地球を見つめる体験をしたかのようでした。
そして、「目を覚ませ!」と肩を揺さぶられたみたいに、
強い思いがこみ上げてきました。

それまで抱いていた他者へのわだかまり、プライド
……人間関係での悩みが、取るに足らないものだと気づきました。
わたしたちは、みなすべて同じ「ガイア」なのだから。
霧が晴れたような気分になり、
胸の中にあたたかいもの(愛?)が広がっていきました。

もちろん、まだまだ小さな悩みにとらわれる日もあります。
そのたびに、『地球交響曲』が与えてくれた
あの強い思いを思い出すようにしています。
繰り返し繰り返し。
「ガイア」として生きていくことを胸に刻むようにして。

『地球交響曲』の各作品はDVDとして販売されていますし、
時々、上映会もあるようです。
もし、ご興味&機会がありましたら、
ぜひチェックしてみてください。


●ヨーガ教室開催中です!

☆西荻窪 日曜朝ヨガ
*毎月2回開催
*場所:食とセラピー「 ていねいに、」
JR西荻窪駅下車 徒歩5分)
◎ 2017年2月の日程
 2月19日(日)
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☆京王堀之内 金曜朝ヨガ
*週1回開催
*月謝制
*場所:ヴェルデ秋葉台
(京王線京王堀之内駅下車 徒歩3分)
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2017年2月7日火曜日

アーサナ③ 一番心地よくすると、葛藤はなくなる


先週の2月3日は節分でしたね。
豆まきをされたでしょうか。
わたしは豆まきはすっかり忘れてしまいましたが、
「一陽来復」のお守りはバッチリ貼りました!

このお守りは東京・早稲田の穴八幡宮のもので、
毎年冬至から節分の間だけ頒布されます。
金銀融通(金運)がよくなるというご利益で有名とか。
また、「一陽来復」=「陰の気が極まって陽の気にかえる」
の言葉通り、
「よくないことの続いたあとに、よいことが巡ってくる」
というご利益もあるよう。
すべてのものごとにおいて、
陰陽のバランスをよくしてくれるということでしょうか。
わたしは、どちらかというと後者を願って祀りました。

祀り方にも作法があり、その年の恵方に向けて、
冬至か大晦日、節分のいずれかの日の深夜0時ちょうどに
高い場所に貼ります。
わたしもデジタル時計でカウントダウンをしながら(笑)、
0時ぴったりに貼ってみました。
毎朝見上げています。
なんとなく「守られている」と感じます。

自分本来のリズムに戻れば

緊張しなくなる


さて、今日は、
「アシュタンガ・ヨーガ」の第3段階「アーサナ」について
書いていきますね。

前回は、『ヨーガ・スートラ』第2章47節の

「プラヤットナ シャイテーリア アナンタ サマーパッティビャン」

(努力を緩め、無限なものを心に写す)


でしたが、今回はその続きです。


☆『ヨーガ・スートラ』第2章47節、48節


「タタハ ドァンドヴァ アナヴィガータハ」

(そのことで、葛藤【対立】に苛まれなくなる)



・タタハ→そのことで
・ドァンドヴァ→葛藤、対立
・アナヴィガータハ→来ない、責めたてられない、苛まれない

47節はアーサナの練習法について書かれていて、
がんばらず、落ち着いてアーサナをしよう、
そして、体を支配しようとする意識を外し、
体の内面の感覚や呼吸を感じることで
心身をリラックスさせていこう、という内容でした。

今回の47節、48節は、その結果について書かれています。
体を無理にコントロールしようとせず、
リラックスした状態で内面感覚や呼吸を感じていると、
自然と体の本来のリズムに従って動けるようになります。
体本来のリズムとは、たとえば、頭で考えずとも、
力を入れるべき時は絶妙なタイミングで入り、
力を抜くべき時は自然に抜ける、という状態。
そうした状態でアーサナを行うと、
ギクシャク、痛い、つらい……などを感じなくなります。
スムーズに楽に動けて、とても気持ちのよい状態になります。

逆に、痛みや苦しみといった不快感があると、
体(筋肉)は緊張しますよね。
緊張した状態だと、思うように動けないし、楽に座ることもできない。
『ヨーガ・スートラ』では、
こうした状態を「葛藤、対立」と表現して、
適切にアーサナを行うと、
それらがなくなると言っているそうなのです。

体の緊張が解消されていくと、心の緊張もとけて、
安定感、落ち着きが生まれます。
さらにリラックス状態が深まり、
さまざまなストレスも解消に導かれるというわけです。
次のプラナヤーマ(呼吸法)の準備にもなり、
プラナヤーマによって自律神経系に働きかけることで、
さらに心の安定が深まります。

自分を支配しようとする

思い込みを外して


ちなみに、「体を支配しようとする意識」とは大脳の働きですが、
大脳は思考や理性を司るところ。
大脳で動くとは、いわば「頭で考える」ことです。
頭で考える時は、思い込みをつくり出しがち。
その思い込みによって、
自分にとって一番スムーズな行動を妨げてしまい、
自分をなんだかつらい、痛い、
心地よくない状態にさせてしまうようです。
アーサナは、その「思い込み」を外す
レッスンでもあるようですね。
頭と体を一致させるというか、
バランスをよくしていくというか。

あら、「一陽来復」もそうですが、
「バランスよく」って、重要なキーワードみたいですね!

ではでは、今日はこのへんで!


●ヨーガ教室開催中です!

☆西荻窪 日曜朝ヨガ
*毎月2回開催
*場所:食とセラピー「 ていねいに、」
JR西荻窪駅下車 徒歩5分)
◎ 2017年2月の日程
 2月19日(日)
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☆京王堀之内 金曜朝ヨガ
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*月謝制
*場所:ヴェルデ秋葉台
(京王線京王堀之内駅下車 徒歩3分)
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2017年2月1日水曜日

『永遠のヨギー』〜ヨーガで自分の「溝」を作り直す


いよいよ2月に入りました!
今週金曜日には節分、
土曜日には立春を迎えますね。
耳をすませば、かすかな春の足音が
聞こえてくるかもしれません。

先週末、東京・阿佐ヶ谷で、昨年から気になっていた映画を観ました。
永遠のヨギー ヨガをめぐる奇跡の旅』です。

1920年代のアメリカで、
ヨーガと瞑想の奥義を伝え広めた
ヒンドゥー教のスワミ(導師)であり、
ヨーギー(ヨガ行者)、
パラマハンサ・ヨガナンダの生涯と教義を
ドキュメンタリータッチで描いた映画。

1920年にアメリカに渡ったヨガナンダ師の
最初の講演のタイトルは「宗教の科学」だったそう。
ヨーガを「自分の肉体の中に神を見る」ための科学だと
考えていたようです。
「脊髄に高度な知覚器官がある」
「脊髄神経系に知的なエネルギーが流れることで、
肉体と脳が浄化される」
などといった発言もあり、
ヨーガを、さまざまな技法によって霊性を高め、
自分の内にある神的存在とつながることを目的とする科学、
と見ていたのでしょうか。
自分の内にある神は、「宇宙」とか「自然」とも言い換えられそう。

そうした考え方にも興味をそそられましたが、
何より印象に残ったのは、ヨガナンダ師の言葉。
特に心に残った言葉をご紹介しますね。

「行動を繰り返せば心にパターンができる。
脳にわずかな電気の道がつくられるのだ。
レコードの溝のようなものだ。
自分で作った溝をたどって生きるのが人生である」

ヨガナンダ師によると、
ヨーガには、その溝を作り直し、
思考や感情のパターンを変え、
それによって行動をも変える力がある、と。

興味深いですね!

映画で紹介されていた彼の多くの言葉が気にかかり、
帰り道、映画のベースにもなった
自伝『あるヨギの自叙伝』(森北出版/刊)を購入しました。
ヨガナンダ師は、晩年、繰り返しサマーディの境地に入っていたとも。
自伝には、そうした境地についても書いてあるのかなぁ。
じっくり読み進めたいと思っています。

アーサナについては、また次回に☆


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*場所:ヴェルデ秋葉台
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