2019年7月30日火曜日

土用は、ウナギではなく、白砂糖断ちがオススメ??

あちい……。


梅雨が明けましたねー!
連日ジリジリと真夏の太陽が照り輝き、
気温30度越えは当たり前になりました。

ですが、なぜかわたしは
少し前の長梅雨シーズンより元気。
あのジメジメと蒸し暑い時期は、
体が重たくて仕方ありませんでした。
ボーッとした頭で何ごとも集中して考えられず、
気がつけば甘いお菓子や飲み物なぞに手が伸び……。
すると体が冷えて(お砂糖は体を冷やしますもの)、
さらに重たーくなり、またボーッとして、お菓子に……。
体調は悪化の一途。魔の連鎖にハマっていました。

ところが、今週に入って梅雨明けとなったとたん、
わたしにも何か「明けた」感が訪れ、なぜだか元気に。
これまでは、いったい何が起こっていたんだろう……? と、
いろいろ考えたみたら、ふと、
「土用」とキーワードを思いつきました。

1年には4回、
消化器の毒出しがある


土用とは日本の古い暦の言葉で、
立春(2月3日ごろ)、立夏(5月5日ごろ)、
立秋(8月8日ごろ)、立冬(11月8日ごろ)の
直前18日間ずつを指します。
いわゆる季節の変わり目ですね。

冷えとり健康法の本『これが本当の「冷えとり」の手引書』
(進藤義晴、進藤幸恵/著 PHP研究所/刊)によれば、
このころは「消化器の毒出し時期」だそう。

前の季節に一生懸命働き続けた胃や膵臓が、
次の季節に備え、この土用の時期に疲労物質などの毒素を
体外に排出しようとするのだとか。
日ごろから食べ過ぎなどで消化器を大事にしていないと、
どうやらこの時期、毒気に負けて体調を崩してしまうようなのです。
その症状は「風邪、発熱、下痢、嘔吐、胃痛、食欲不振、倦怠感など」。

うーむ。
今年は7月20日(土)に夏の土用入り、
8月7日(水)に夏の土用明け。
わたしの場合、6月半ばから不調がはじまっていたけれど、
たしかに体調悪化のピークは7月中旬から先週いっぱいだった……。
土用の時期に当てはまります。

でも、上記の症状は倦怠感以外、それほど当てはまらないなぁ
と思っていたら、上記の本には、こんな記述も。
「消化器は何ともなく、心臓や腎臓に症状が出ることもあります。」
「消化器の毒が心臓や腎臓へ送られて起きるもの」
「心臓は、高血圧、脳溢血、脳血栓などといった
血管系統のほうに症状がでたりします。
肩や腕(左側が多い)の痛み、しびれなどは、
消化器と心臓の毒が送られて起こります。」
「腎臓にいった毒は、鼻や耳、腰椎(ギックリ腰)など
関わりの深い部位に送られて症状が出たりします。
中耳炎、耳鳴り、難聴、鼻血などはこのために起こります。」

おお。
この間まで、肩と背中の左側が痛かった!
腰も重だるかったし、耳鳴りもしたし、鼻水もよく出た……。
わたしの場合、心臓や腎臓に毒が送られた可能性が高いなぁ。

気がついたら修正! を
繰り返して、自分をいたわる


まだ土用の時期は過ぎていないので、
わたしの体調悪化と、今週からの急の復活が、
土用の時期と本当に因果関係があるのかどうかは
わかりませんが……。

体調の悪さにどうにも飽き飽きして、
先週あたりから(土用の入りとほぼ重なりますね)、
普段より意志をかたくして、
白砂糖断ちと少食、食事はよく噛む、
を実行してみたことも
体調を上向きにした一因かもしれません。
(上記の冷えとり健康法の本にも、
この土用の時期は食べ過ぎないで、
冷えとりをして体をいたわって過ごすようにすると
いいとあります。)

日ごろから、ヨーガで心身を整えているつもりなのですが、
知らず知らず、食べ過ぎたり、足元を冷やしたり、
夜更かししたり、いろいろ気に病んだりして、
少しずつ心身に歪みを生じさせていたようです。

これからも「気がついたら修正!」を繰り返して、
少しずつでも進化して、
いつか土用にも揺らがない自分になりたいものです!

まずは、残りの夏の土用を健やかに乗り切るぞー。
(と、白砂糖いっぱいの甘いものの代わりに、
ドライなつめをかじりながら。
なつめの実は疲労回復、リラックス、美肌などの効果、
胃腸虚弱や貧血の改善も期待できるそうですよー。)

甘いものといえば、調子を崩す前に
よくタピオカミルクティーを飲んでいたのですが、
あれはとっても体を冷やす&重くしますねー!
(とっても甘くて冷たいし、モチモチのタピオカたっぷりだから!)
飲まなくなったことも体調上向きの一因……?
今や繁華街には5歩歩けばタピオカミルクティー店があって、
誘惑激しいのですが……。

やっとエアコンつけてくれたヨー。


今週末の西荻窪 朝ヨーガ
募集中です!


西荻窪 朝ヨーガで、
土用を健やかに乗り切りましょうー!

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*毎月2回開催
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◎ 2019年8月の日程
 8月4日(日)
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2019年7月18日木曜日

自律神経を整えるコツは「人とあまり関わらない」& 8月 西荻窪 朝ヨーガ 日程


ボク(猫でーす)とは、いっぱい関わって♡

「仲間」は実は
あなたの自律神経を乱す?


先日、小林弘幸さんというお医者さんの著書
『自律神経が整えば休まなくても絶好調』を
読みました。

この本によると、自律神経を整えるためには
上手に休むことが効果的だそう。
休日にゴロゴロするとか寝だめするとかでは
休んだことにならず、
上手に休息をとるにはコツがあるとのこと。
同書では、そのコツがいろいろ紹介されているのですが、
そのひとつにちょっとハッとさせられたのです。

そのコツとは、「つるまない」。
つまり「人とあまり関わるな」ということらしい。
(全然ではなく、必要以上に関わらない、ということかしら。)

著者の小林先生は、同書の中で
「つるむことによって、余計な人間関係のストレスを
増やしてしまうからです。」
「誰かとつるんでいるとき、その人は
『自分と同じようなレベルの仲間がほしい』と考えます。
そして、そのレベルよりも低い人間を見下し、
高い人間を引きずり下ろそうとします。」
「ジェラシーや怒り、妬み、嫉みという感情が
自律神経をひどく乱す原因になることは
私の実験でもわかっています。」
「最初から『仲間がほしい』などと考えないことです。」
と書いています。

ただし、この本の対象は主にビジネスパーソンらしく、
小林先生は前提として、
「仕事場においては誰ともつるまないのがいいと思っています」
とも書いています。
でも、「仲間」という関係性が生まれるのは
仕事場に限ったことではないので、
上記の文章はほかの場面にも当てはまりそうです。

自分からは話さない。
これもコツ


ほかにも「わざわざ余計なことを言わない」もコツ、と。
余計なこととは、主に社交辞令のことのようです。
小林先生は仕事関係者との飲食の席では
「話を振られたら気持ちよく対応します。
しかし、自分から話の口火は切りません。」
「余計なことを言ってしまう可能性があるからです。」
「なにかやらなければならないことが発生するのは、
誰かがそれに関しての口火を切るからです。」
「『余計なことを言う」=『余計なことをしなくてはならなくなる』
=『ストレスが増える』」とも。

これらを読んで、思わず「ほへーっ!」と
(心の中で)うなりました。
「絆が大事」とか「人はひとりでは生きられない」
という価値観がわたしの中でも「正しい」と浸透していたので、
目を開かされた感じがしたのです。

でも、よく考えれば、ストレスのほとんどは
人間関係から生まれるわけだし、
そのストレスが自律神経を乱すのなら、
自律神経を整えるためには人と関わらないようにするのが
早道なのは当たり前と言えます。

ヨーガ修行の心得とも
共通点が


わたしが「ほへーっ!」とうなった理由は、もうひとつあります。
今、オンラインでヨーガの勉強をしていますが、
先日、ハタ・ヨーガのいくつかの文献から
「ヨーガ修行の前提条件」
(ヨーガを修行をはじめるにあたって、やるべきこと、避けるべきこと)
を学んだのです。

その中で必ず挙がっていたのが、
「人とあまり関わらない」ことでした。

「社交を避ける」「友情も敵意もなるべく避ける」
「名誉、称賛を求めない」「しゃべり過ぎない」
「他者に期待しない」……など表現は様々ですが。

ヨーガの文献と同じことを言っている! ということで、
小林先生の本に「ほへーっ!」となったわけです。

ヨーガ文献が、なぜ「人との関わりを避けよ」
と言っているかというと、
人と関わることで自分の中にネガティブな感情
(妬み、僻み、傲慢、自己嫌悪……などなど)が生まれ、
それにとらわれることで、ヨーガの修行に注ぐエネルギーが
削がれてしまう、からのよう。
また、人と関わると俗世のいろいろな用事ができ、
ヨーガの修行にあてる時間がなくなってしまうから
というのもある……。

ヨーガ修行の最終目的は「カイヴァリヤ」
(=解脱)に行き着くこと。
その時、人は最も高い人格、
心身の絶対的平安の境地にまで高まっているとのこと。
どうやら、最高の進化を遂げることと、
自律神経を整えることは密接に繋がっていると言えそうですね。
(もっとも、ヨーガの修行とは「自律神経を整える」どころではなく、
「自律神経を自在にコントロールする」ことを目指すようなのですが……。)

でも、忘れてはいけない
こともある


小林先生の本ではまた「感謝を忘れない」ことも
コツのひとつとして挙げられています。
親や、日ごろから自分を支えてくれたり応援してくれる人たちへの感謝。
うれしいことがあったら、それを与えてくれた人にも感謝。

ということは、すべての人をきらって、なるべく避けろ、
ということではない。
ネガティブな感情を生みそうなシチュエーションを避ける、
ということなのですね。

ヨーガ修行の場合は、何をおいても「修行を最優先にすべし」なため、
もっとストイックに人を避けることを勧めていると思いますので、
そこらへんは「同じ」とは言えなさそうです。
(ヨーガ修行は、最終的には、山奥の洞窟に閉じこもって
瞑想することが理想のようです。
そうでもしなければ、なかなか解脱にまでは行き着かないのかも。)

同時期に、ふたつの方向から、
人間関係について考える機会を与えられました。
俗世の街中に生きる身で、
ことさら強い意志の力を持たないわたしですが、
自律神経は整えたいし、
解脱に少しばかりでも近づきたい。

意識してひとりの時間を持つこと、
ひとりでいることに引け目を持たないこと、
口数を少なくする、
から実践しようか、と思っています。

小林先生の本には、ほかに「こまめに水を飲む」
「お皿を洗う」などの自律神経を整えるコツが紹介されていて、
興味深かったです。
気軽にはじめられそうなことばかりで、やる気がわいてきます。
読むだけで自律神経が整うかも?

ヨーガ修行の前提条件もほかにいろいろあり、これも面白いです。
ヨーガの修行をしなくても、安定した心で生きる参考になりそう。
別の機会でまた触れたいなぁ。

2019年8月の西荻窪 朝ヨーガ

日程が決まりました


自律神経を整えるには、
もちろんポーズと呼吸法も効果的でーす。


☆西荻窪 日曜朝ヨーガ

◎2019年8月の日程

    8月4日(日)
 午前9時30分〜午前11時

*開始時間が変更になりました! 30分早まり、9:30からです。

〈場所〉
東京都杉並区西荻南 1-18-11 JR西荻窪駅徒歩5分

〈料金〉
1回90分/2000円(税込)
*レッスン後のお茶つき

〈ご予約〉
下記を本文にお書き添えのうえ、メールをお送りください。
お名前 電話番号
お問い合わせ・お申し込み:makiki0225@gmail.com (梶野真紀)


*フィルターをご使用の場合、上記アドレスから返信を受け取れるように
設定をお願いいたします。

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2019年7月3日水曜日

わたしたちの世界は妄想でできているのか?


ホモ・サピエンスは
なぜ地上最強の動物なのか


先日参加した穂高でのヨーガワークショップでは、
『ヨーガ・スートラ』を中心に、
インドに伝わる確かな文献をもとに
ヨーガの知識をいろいろ学びました。

何度参加しても、毎回発見と感動があり、
一生かかっても、わたしには理解しきれそうにない、
深遠な知識だなー、と呆然としてしまいます。

その本筋のヨーガの話はもちろん興味深いのですが、
一見、ヨーガとは関係ないような
(でも、たぶん裏側や根っこではつながっている)
講師の先生の雑談的お話が、またとても面白いです。

今回、特に印象に残ったのが、
ホモ・サピエンスがなぜ食物連鎖の頂点に立ち、
繁栄を極めているのか……? についてのお話。

人類はホモ・サピエンスのほかに、ネアンデルタール人など
何種もいたはずなのに、なぜホモ・サピエンスだけが生き残ったのか。

この世界にはこれまでも、今も、多種多様な生物が存在しているのに、
なぜホモ・サピエンスが地上最強の動物にのし上がったのか。

わたしたちの世界は
みんな妄想なのか……?


そう、これは、かのベストセラー『サピエンス全史』のテーマ。
講師の先生が同書をオススメしつつ、
内容を紹介してくださったのです。

ホモ・サピエンスに関する、上記のなぜ? を解く鍵は、
簡単に言ってしまうと「妄想力」だそう。

ホモ・サピエンスは、ある時点で、
目の前にないものを想像(創造)する力
=妄想する能力を身につけた、という。
そして、それをまわりに伝え、
まわりの人同士で共有することで、
その妄想は強力なものとなった。
(この過程には、どうやら「言葉の獲得」が
大きく関わっているらしい。)

この妄想力が、ホモ・サピエンスと、
そのほかの生物との違いを決定的にしたようです。

人々の強力な妄想力は、やがて国家や国民というものを生み出し、
さらに、農業や工業、貨幣経済、テクノロジーなどを生み、
文明へと発展した……。
ホモ・サピエンスは、ほかの生物が住む世界とは
大きく違う世界/文明を構築した。

『サピエンス全史』では、わたしたちホモ・サピエンスが築いてきた、
この文明は「虚構」で成り立っている、と論じています。
妄想力で創造した仕組み=虚構(=思い込み?)
ということなんでしょうか。
(まだ全部読み終わっていないので、予想なのですが……。)

深遠なる(と思っている)ヨーガの知識も
ホモ・サピエンスの妄想力から生まれたものなんですね……。

AIと遺伝子操作で
ヨーガの目的達成……⁉︎


講師の先生は、さらに、ヨーガの道の最終目的
=高度な人格の統合(絶対的な心身の安定/
人類の最高の進化)は、
「ヨーガの修行ではなく、AIと遺伝子研究・操作によって
達成される未来がやってくる」とも。
しかも、ヨーガの修行を成し遂げるのはかなり困難だけれど、
AIと遺伝子研究・操作を利用してなら、
誰でも簡単に最終目的に到達できるのではないか、と。

今、ヨーガの深遠なる知識に感動している身としては、
なんだかガッカリのような……。
ただ、講師の先生はさらに続けて「これでなくてはダメ、
という思い込み=執着は捨てて、
いろいろな情報をキャッチして、有益かを判断し、
自分の成長に役立てていくことが肝要」
というようなこともおっしゃっていました。
「これからは、今まで隠されていた情報が
オープンになる時代だからね」とも。

「よりよく成長する」というのは、
わたしにとっても望ましいことなので、
それに役立つものは、不要なこだわりは捨てて
どんどん取り入れていきたいもの、と思い直しました。

そのためには、まず自分の心身を心地よい状態に
保っておくことが大切なのかな、と。
心身がクリアだと、直感が働きやすくなって
情報の選択も楽にできそうだし、
情報の吸収(インプット)、
利用や伝達(アウトプット)もスムーズになりそう。

ということで、心身をよい状態にしていくため、
引き続き、ヨーガには励んでいこうと思います!

それにしても、わたしたちの未来を変えるという
AIや遺伝子研究=テクノロジーも、
結局は妄想=虚構なんですよね……。
ここらへんは、『サピエンス全史』の続編の
『ホモ・デウス』に詳しいのかしら。




ネコ科の生き物たちと、
妄想を共有することはできないのかしら……?
(ヨーガマットは共有しているけれど。)

2019年7月の西荻窪 朝ヨーガ

日程が決まりました


今週末、7/7の七夕 朝ヨーガ開催!
直前募集中です。


☆西荻窪 日曜朝ヨーガ

◎2019年7月の日程

    7月7日(日)
 午前9時30分〜午前11時

*開始時間が変更になりました! 30分早まり、9:30からです。

〈場所〉
東京都杉並区西荻南 1-18-11 JR西荻窪駅徒歩5分

〈料金〉
1回90分/2000円(税込)
*レッスン後のお茶つき

〈ご予約〉
下記を本文にお書き添えのうえ、メールをお送りください。
お名前 電話番号
お問い合わせ・お申し込み:makiki0225@gmail.com (梶野真紀)


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