2017年1月12日木曜日

アーサナ① 落ち着いていて、快適で


あけましておめでとうございます!
あっと言う間に、元日から12日も経ってしまいましたね。
でも、まだ新年の祝祭気分が抜けきらないわたくしです。

新年には、その年のテーマを決めたりしませんか?
ここ数年、12月になると、わたしは、
なんとなく次の年のテーマを考えるようになっています。
今年2017年のテーマは「気を抜く」にしました(笑)。
昨年の12月のある日、マッサージをしてくれたセラピストさんから、
わたしの体について、
「ビシッとしていて、脳から緊張の指令がいつも出ている感じ」
と言われた時、ハッとして。
ヨーガをはじめたり、そのほか自然な健康法をいろいろ試したりして、
自分ではだいぶ心身の緊張が解けたと思っていたのですが、
まだまだだったみたい。
だから、今年は、自分としては、かなり思い切ったレベルまで
気を抜いてみようと思っています。
「こうでなくては」とか、
「ちゃんとしていなくちゃ」とか、
「いつも向上していなくちゃ」とかは、
もう手放します。
自分を裁くのも、もうやめにします。
今年は、したいこと、楽しいと感じることだけを
躊躇なく、いっぱいしていきますよー!(宣言)

「正しいより楽しい」もサブテーマにしました。
この言葉、最近あちこちで耳にするようになりました。
(年末に観たテレビで、昨年ヒットしたらしい
若い俳優さんの歌を聞いたのですが、その歌詞にも、
このフレーズが登場していてビックリしました。)
わたしだけでなく、今、たくさんの人に必要な
メッセージなのかもしれませんね。

大切なのは

気持ちよいこと


さて、ヨーガのお話も少し。
昨年から少しずつ書いています「アシュタンガ・ヨーガ」。
その第3段階のアーサナについてのお話を続けます。

ヨーガを学ぶ時の最重要テキストである、教典『ヨーガ・スートラ』には、
アーサナについて、いくつかの文章が出てきます。
どれも短い文章なのですが、
アーサナのコンセプトを的確に表現していると言われています。

まずは、そのひとつをご紹介。

☆『ヨーガ・スートラ』第2章46節

「スティラ スッカム(スッカ) アーサム(アーサナ)」

(落ち着いて、無理のない姿勢がアーサナである)



サンスクリット語です。
それぞれの言葉の意味は……、

・スティラ=安定、落ち着いて
・スッカ=快適、無理がない
・アーサナ=ポーズ、姿勢

アーサナ(ポーズ)をとっている時、
痛みや苦しさといった不快感がまったくなく、
ひたすら気持ちいい、快適と感じることが重要なのだそうです。
快適であれば、動きたくなくなり、自然と体と心は安定します。

また、ポーズに入る時にも、ゆっくり、落ち着いて、
無理なく動くことが大切になります。
急な動きに比べて、ゆっくりした動きだと、
自分の心身の状態をより繊細に感じとりやすくなります。
自分の内面に意識を向けていると、気持ちが落ち着いてきます。
集中力も高まります。
副交感神経が優位になり、どんどん深いリラックス状態に入っていきます。
肉体も柔軟になります。

逆に、勢いをつけて動いたり、
がんばって体を伸ばしたり曲げたりしていると、
痛みや息苦しさを感じがち。
筋肉が緊張して固くなります。緊張感は心まで伝わります。
すると、上記と反対の状態になっていくというわけです。

わたしは、このコンセプトについて、はじめて本格的に学んだ時、
「目からウロコ」でした。
ポーズをできる限り完成形に近づけることがよいことだ、と、
どこか思い込んでいましたから。
そのためには、がんばることも必要だ、と。
そのがんばりと引き換えに、健康や美しい肉体がもたらされるとも。

でも、アーサナの本来の目的は、その時の自分をできる限り
「心地よい」「快適」な状態にしてあげることにあったのです……!
どうも、このことがヨーガの目的に近づくための
重要ポイントらしいのです。

『ヨーガ・スートラ』のアーサナのコンセプトには、
もう少し続きがあるのですが、それは次回のお楽しみにします♪

そうそう、冒頭の写真は前回ご紹介した我が家のヒヤシンスです。
お花が咲きました!
先週撮った写真なので、今はもっと蕾が開いて、満開を迎えています。
美しい姿と芳香に毎日癒されています。
ありがとう、ヒヤシンスさん。


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