2016年10月25日火曜日

サントーシャーー足るを知り、自分を豊かに満たそう


こんにちは!
先週末、久しぶりに青梅丘陵を歩いてきました。
コナラやイヌシデ、スギの林が続き、
ほんのり山登り気分も味わえる、
気持ちのよいハイキングコースでした。
スギの香りが心地よかった!

写真は、いくつかあるビューポイントからの1枚。
曇りでしたが、ひろーい空が見渡せました。
このところ、ありがたいことに、
また校正の仕事が立て込んでおり
(なので、このブログもなかなか更新できず/汗)、
座り続けの身には、かなりよい運動でした。

それにしても、自然の中を歩くと、
街中を歩くのとはちがい、
足を進めるごとに、今(=歩くこと)に
どんどん意識が集中していきます。
時々は周囲の森や空に目がいくのだけれど、
肉体が疲れてくると、「歩く」という行為だけがすべてになり、
心と体が一致していきます。
そうすると、ふしぎと心は落ち着いていき、
なんとも言えない穏やかな気持ちになります。

ヨーガをするときも、
その瞬間の自分の感覚に集中することが大切だと言われます。
そうすることで、心が落ち着いて、
自分の心身がどんな状態か、どんな癖をもっているか……
などを自然と感じとれるようになり、
自分自身を知ることにつながるのだとか。

自然の中にいることと、
ヨーガをする(自分の中の自然を感じる)こと。
おんなじなんですね。


さて、おひさしぶりに、
アシュタンガ・ヨーガの「ニヤマ」のお話です。


☆ニヤマ(前向きなライフスタイルづくり)
・サウチャ/Sauca(清潔力)
・サントーシャ/Santosa(知足力)
・タパ/Tapa(忍耐力)
・スワディヤーヤ/Svadhiyaya(自知力)
・イーシュワラ・プラニダーナ/Isvarapranidhana(自然力)
* カタカナ表記のあとはサンスクリット語の読み方です


今日は、2番目の「サントーシャ」についてです。
充足、満足、いつもハッピー、プラス思考でいる、
などの意味があります。
このサントーシャについて、
ある人は「足るを知る」と説明してくれました。
的を射た説明だなーと感心しました。
他人と比較して、または過去の自分と比べて、
(今の自分は)「これがない」とか「あれができない」と
「ないもの」ばかり見るのではなく、
持っているもの、すでに備わっている状況、
つまり「あるもの」を見つけ、満足していく。
そうすると、心が安定して穏やかに保たれるようになる。
「自分は不充分だ」と感じることは、自分自身を不幸にしていること。
視点を変えること=足るを知ることで、
充足感はおのずと身のうちからわいてくるもの、らしいです。
充足感とは、他者から与えられるものではなく、
自分が自分にもたらすことで、はじめて本当に感じられるもののようですね。

わたし自身、ものごと・できごとに接すると、
つい反射的に「ないもの探し」をしてしまうことが
まだまだあるのですが、
この「サントーシャ」の考え方を知ってから、
その反射が起こると、
さらに反射的に「あるもの探し」をするように心がけています。
それが、けっこうあるものなんですよね、あるもの(笑)。
たとえば、風邪をひいてしまった=休んで、自分を大切にする時間がとれた、
金欠で新しい服が買えない!=今あるもので工夫するのでオシャレが上手になる、
きょうだいや友だちに服の交換会を呼びかけて交流を楽しめる、
などなど。

あるものを確認していくと、自然に感謝の念がわきます。
わたしには、こんなにもギフトが与えられていたんだ、と。
もちろん、深刻な状況にあって、
「そう簡単に、あるものなんて探せない」という方も
いらっしゃるかもしれません。
でも、あるもの、つまり、いいところは、
どんなことにも探し出せるみたいなんです。
そして、その先にある、豊かな満たされた境地は
誰にでも手に入れられるもののようです。
サントーシャ、わたしも日々、淡々と続けています。


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