このブログ名「ヨーガとネコとバラの日々」にもあげていますが、
バラの香りがとても好きです。
香るたび、その繊細な優雅さにうっとりしています。
(小学生のころ、漫画『ベルサイユのバラ』も大好きでした/笑。)
でも、姿形なら、蓮の花のほうが好きかもしれません。
蓮の花は見ているだけで、本当に心が落ち着きます。
穏やかになり、なおかつ、静かな喜びで満たされる感じ。
至福感、ですね。
いつも、この蓮の花を心に置いて過ごしたいものです。
(写真は、義父と義母が眠るお墓のあるお寺で撮りました。
池ではなく、大きな鉢で育っている古代蓮です。)
さて、前回に引き続き、アシュタンガ・ヨーガの第1段階「ヤマ」について
書きたいと思います。
☆ヤマ(生活環境の最適化)
・アヒンサ/Ahimasa(不殺生)
・サッティヤ/Satya(不妄語)
・アステーヤ/Asteya(不偸盗)
・ブラフマチャーリヤ/Brahmachariya(不邪淫/自制)
・アパリグラハ/Aprigraha(不所有)
* カタカナ表記のあとはサンスクリット語の読み方です
今回は「ヤマ」の3番め「アステーヤ」。「盗まない(不盗)」と訳されることが多いです。
単純に「他者の物を、その人の承諾なしに我が物とする」ことを戒めている
と思いますが、実はもっと深い意味も込められているようです。
侵したり、奪ったりしてはならないのは、物だけではなく、
空間や時間も、だそうです。
そうして他者の領域を侵さず、自分のテリトリーに留まることがよい、
というわけです。
空間を侵すというのは、その人が安心できる居場所を奪うということですね。
時間を奪うというのは、たとえば自分が怠けるために働かせたり、
自分の都合でいろいろな場所に引き回したりして、
自分の欲望ゆえに、相手の人生の大切な時間を浪費させる、ということでしょうか。
その人が向上するために使うべき時間を奪ってしまうというか。
待ち合わせなどに遅刻して相手を待たせることも、
相手の時間を奪うことだと聞いた時はハッとしました。
さらに、この「アステーヤ」には、他者だけでなく、
自分の領域も守る、という意味が含まれているそうです。
自分の居場所、時間も大切して、
それらを侵させないようにしようというわけですね。
その守り方は、他者を避けて関わらないようにしたり、
威嚇したり(ウー、ワンワンッ!とまわりに吠えかかったり、とか?)、
というのではなく、たぶん、誰に対しても、何事にも、凛とした態度で臨むことと、
自分も決して他者のテリトリーを侵さないように細心の注意を払うこと、
ではないかなと思います。
他者への振る舞いは、相手の自分への振る舞いの鏡なのかな、と。
凛とした態度って、なかなか難しいですよね……。
高飛車ではなく、相手に恐れではなく、安心感や穏やかさをもたらしつつ、
でもテリトリーを侵させない気品をもっているといった感じかしら。
聖者や高僧といわれる方々は、きっとそのような雰囲気をおもちなのでしょうね。
でもなー、参考にしたくても、身近にいらっしゃらないからなぁ。
そうそう、先日見た、あの蓮の花をイメージしたらいいかしら!
「蓮の花のように生きる」
しばらくは、この言葉をモットーに過ごしてみます。
「ヨーガとネコとロータスの日々」ですな。
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