2018年4月21日土曜日

呼吸をコントロールすると、数々の悩みが解消する、らしい


津久井の畑のそばに咲いていたお花。
春に、このかわいい姿を見つけると
うれしくなります。
「ハナニラ」というお名前。
「地上の星」というロマンチックな呼び名もあるけど、
葉からはニラのような香りがするそう。

         ☆

先日、NHKのテレビ番組「ガッテン!」
(旧「ためしてガッテン!」ですね)を
何気なく観たら、
テーマが「呼吸コントロール」でした。

ストレスを感じにくくなる、
血圧の安定、
冷えの改善、
鬱など心の不調の改善、
生活習慣病の予防と改善、
肩こり、腰痛の改善

……などなど、
現代人の数々の悩みを克服する秘訣が
「呼吸」にあるというのです。

ところで、呼吸といったら、
ヨーガでしょう! と言うくらい、
ヨーガにおいても、
いくつかの技法(段階)で、
呼吸のコントロールが
とても重要になると言われています。

ということで、わたしも普段から
「呼吸」に関しては興味津々なのです。
「ガッテン!」、じっくり拝見しました。

         ☆

上記の心身へのよい効果は、
「呼吸」をどう変化させれば得られるのか?
番組によれば、
それは「呼吸の回数を減らす」ことだそう。

番組では、研究者が登場して、
わかりやすく解説されていました。

それをざっくり記しますと、
人間の脳の中には「扁桃体」という
神経細胞の集まりがあり、
恐れ、不安、悲しみ、喜びなどの情動(本能)や
交感神経などを司っているそう。
仕組みとしては、
扁桃体がストレス(自分にとって危険なこと)を
検知すると、恐怖や怒りなどの感情を生み出し、
「呼吸数」「心拍数」「血圧」を上昇させ、
交感神経を優位にして、人を戦闘モードにさせます。
自分の身を守るために
戦うor 逃げる、のどちらかを
素早くできる状態にするのですね。

本来は自分の身を守るための大切な機能なのですが、
現代生活の中では、一日中たくさんの刺激に
さらされているためか、多くの人の場合、
扁桃体は必要以上に働いてしまっているようなのです。
そうすると、心とからだは常に緊張状態になってしまい、
それが長く続くと、疲弊して、心身にいろいろな
悪影響が出て、健康を損ねることになります。

その荒ぶる扁桃体をなだめられるのが、
呼吸なのだそうです。
扁桃体が関わる「呼吸」「心拍」「血圧」
「交感神経」の中で、唯一、
人が自分でコントロールできるのが「呼吸」。
呼吸の回数を減らすことで、
扁桃体の隣にいる呼吸中枢が
「大丈夫、安心していいよ」という合図を
送るようになるのだとか。
そうすると扁桃体は緊張を和らげ、
人は戦闘モードから解放されるそう。
その結果、心身への悪影響はなくなり、
不調もなくなっていくという仕組みです。

        ☆

伝統的ヨーガでは、
アーサナ(ポーズ)の時は
特に呼吸をコントロールしませんが、
ゆっくり無理なく動くことで、
自然と呼吸もスローダウンしていきます。
また、プラナヤーマでは呼吸をコントロールして、
呼吸数を減らします
(呼吸を止める方向にもっていきます)。

わたしはまだ勉強不足なので、予測でしかないのですが、
おそらく、「ガッテン!」で説明されていた
「呼吸数を減らす」ことで起こりうるよい効果は、
ヨーガのプラナヤーマなどで起こりうることと
共通するのではないかしら。

ヨーガをすることで起こる、いろいろな不調改善の理由は
「扁桃体のリラックス」にあるのかもしれませんね。

「ガッテン!」では、肺の動きをしなやかにして、
呼吸の回数を減らしていくための
「肺ストレッチ」の方法も紹介されていました。
(番組ホームページに詳細がアップされていましたよ。)

もちろん、ヨーガのアーサナをしていれば、
自然と肺のまわりの筋肉のストレッチにもなりますよー。
(でも、この「肺ストレッチ」もよさそう。)


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